【借金相談コラム】借金を打ち明ける事ができたら、肩の荷が下りて世界観が変わります。
こんにちは。パチンカス養分継続中の管理人でございます。
今日は私の経験で恐縮ではありますが、借金がある後輩のお話をしたいと思います。
これを「借金相談コラム」として、今日から新カテゴリーでスタートします!よろしくお願いいたします。全て実話です。
借金相談コラム、スタートです
私は本当にカスな人間なのですが、自分自身も借金があるのにもかかわらず、お人好しなのか知りませんが他人にお金を貸したりもしてきました。
パチンコで大勝ちした一時期のお金持ち気分により、お金に困っている後輩などに気前よく無利息でお金を貸していました。
一応今の私はそれなりの収入はあります。
今では借金のプロです。もう借金歴は10年を数えます。
借金と上手に付き合ってきて、肩の荷は下りてきました。
だからこそこうして上から目線でアドバイスが出来るのですが、思い返せばこのサイトを書き始めた頃は、本当にまとまった収入も無く無職でした。
何をしていたのかというと、無職とは言いながらも気分で先輩のお手伝いや無申告のアルバイトをしながら、パチンカスになっていましたね。
何もイベントが無い日は手伝いのバイトをし、イベントが強そうなときは朝から廃人と共にパチンコ屋に並んでいました。
まあ私の過去はどうでもいいのですが、そのおかげでこのサイトも継続していけているわけです。
今は収入も安定して借金も減らしては増やしの繰り返しですが、肩の荷はだいぶ下りてきました。
なのでこのサイトを見返すたびに、懐かしいなと思っています。やはり継続は力ですね。
前置きが長くなりましたが、借金があって苦しんでいるであろう私の後輩のお話をします。
やっぱりみんな借金しているんだ…
その日、私は性懲りも無く車で30分の地域にある、レトロなパチスロ専門店で昼から一人で昔の5号機を打っていました。
すると、普段は鳴らない携帯電話がブルブルと震えます。
ちょうどその時は昔のケロットを打っていましたが、携帯を手に取ろうとしたら中段チェリーがズドン!
同時当選率50%、水中ステージでは魚群が出て、滝ステージではケロルンとキッスの夢を見て、池ステージではどんぐりかwin落ちてきます。
ケロットが出たのが2009年1月。2017年でもまだ打てる幸せに浸っていました。
しかし着信の表示には見慣れない後輩…。
ちょっとだけ嫌な予感です。
借金あるあるですが、意味も無く久しぶりに電話をかけてくる人間って、大体は「お金を貸してください」ですよね。
私の読みは鈍っておりませんでした。
私は中段チェリーを止めたまま、慌てて外に出ました。
そして電話を掛け直します。そこは律儀です。
その後輩は特別に可愛がっていたわけではありませんでしたが、地元近くの優しくてしっかりした、まあまあ信頼のできる後輩です。
すると後輩がこう言いました。
後輩「あ、先輩すみません、お忙しい所…」
私「おお、○○くん!久しぶり!どうした?」
この時点で私はピンと来ていました。
後輩「いや、実はその…。ああ、やっぱり大丈夫です。。。」
私「分かってるよ。お金に困ってんだろ?」
後輩「本当にすみません。久しぶりに電話してるのに、なんか申し訳なくて。実はその~・・・」
話を進めていくと、ずっとその後輩も誰にも言わないまま消費者金融から借り入れが100万円前後あるそうです。そして誰にも相談できずに、地道に借りては返しの繰り返しだったそうです。私と全く同じです。
なぜ今のタイミングだったのかを聞くと、やはり仕事でした。建築関係だったと思いますが、そのトップがやらかして逃げた…、だから給料がもらえなかった的な、信じがたい話ですが俺は騙されてんじゃねーかくらいのお話でした。
でもその後輩は人を騙すような人間ではないと私は信じているので、そのまま話を聞きました。
やはりお人好しなのか、困っている人を見ると助けたくなる日本の心を持っています。
だから借金まみれになってしまったのかもしれませんが、人を顧みず思いのままに突き進む性格です。
やっぱりみんな、黙って借金しているんだね。と思った日でした。
で、いくらお金が必要なの?
私は後輩にズバッと聞きます。最初は言いにくかったのか、3・・・くらいですかねと言ってきました。
私は、「嘘をつくなよ」と釘を刺しました。
なぜなら、給料が出ないのに3万円で足りるのか?っていう話です。
ここでも私はピンときました。
あ、コイツはパチンコで大負けして、目先のカネが欲しいんじゃねーかって。
もちろん追求します。
「正直言わないとお金は貸せないよ。俺はパチンカスだから、気持ちはよくわかる。お金を使いすぎたんだろ?借金を打ち明けろ!」
すると後輩は
「いえ、給料が出なかったことは本当です。でも貯金していなくて…」
ここで借金の神、借金まみれの大先輩が言います。
「わかった。でももうこれからのパチンコ・パチスロはやめろ。
お金が無い奴がするもんじゃない。
そしてそんな仕事も辞めろ。
肉体労働でパチンカス、鉄板コースのコジキ人生になるぞ。
お前は礼儀正しいし、優しい人間なんだから営業職とか向いてんじゃないか。
お前なら絶対にいい仕事ができるから。
俺も同じような経験をしたんだ。
稼げないけど好きな仕事をしてて、パチンコで遊びほうけて気が付いたら借金まみれだった。
無意識に消費者金融からお金を借りていた。
消費者金融のカードは魔法のカードだ…。
まんまと魔法にかけられていたんだ。
でもこのサイトを作って心を入れ替えて、転職した。
そして親に借金を打ち明けたんだ。
そしたら世界観が変わった。
これの相談をいいきっかけにしてほしい。
プライドなんて捨てろ。
借金が恥ずかしいなんて思うな。
借金を、自分のすべてをさらけ出せ。
だからまずは、借金を打ち明けろ。
親か兄弟、肉親に借金の相談をしろ。
100万くらい家族が力を合わせればどうにかなる。
たった100万円で債務整理なんて絶対にするな。
わかったか!!!!」
レトロパチンコ屋の裏道で、私は結構熱く語りました。
そして私は一か月分の支払いに必要な金額を聞き、お金を貸しました。
高くも無く、低くもない金額です。
どうしてもパチンコがしたければ、1円か5スロで一時を我慢する。パチンカスに何を言っても、中毒なのでいきなりパチンコは辞めれないのです。
その後の後輩は・・・?
あれから数か月たちましたが、後輩から一回目の返済の時に電話が掛かってきました。
「あの時は本当にありがとうございました。
先輩に言われた通り、転職しました。
建材の配送、営業などをやっています。
外回りなので楽しくやっています。
あの時厳しく言われて本当に良かったです。
今月は2万円ですが、振り込まさせてもらいます。
まだ親には全ての借金は打ち明けていませんが、姉に相談しました。
今後は姉と相談して、家族会議をする予定です。
でもなんか肩の荷が下りたような気がします。
新しい仕事も出来て、世界観が変わったと思います。
本当にありがとうございました。」
私も胸が熱くなりました。なぜなら私も当時は借金を打ち明けられないまま、誰に相談できないまま、借金だけが増え続けた結果、今に至るからです。
しかし冒頭で言ったように、今現在の私は収入もそこそこ安定してきたので、肩の荷が下りたんだと思います。
これからは借金の相談や、本当に借金に苦しむ方のエピソードを中心に書いていければと思っています。
もちろんパチンカス継続中なので、旧5号機がある限りパチンカス借金話も書いていきたいと思います。
最後になりましたが、あの時のケロットでの中段チェリーの続きです。
見事にハズレました。
死ねばいいのに。
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