元パチンカス借金まみれ養分の、父の言葉

2018年も、12月になりました。

歳を取れば取るほど、時間が早く過ぎてゆくのは言うまでもなく、私は一体何をやっているのか…自問自答する日々が続いています。

しかし、11月18日以降、本当にパチンコ・パチスロをやめることが出来ています。

ウンコをしにパチンコ屋にも入っておりません。

年の瀬なので、忘年会やその他集まりが多くなるので、私も何かと忙しく遊ぶ暇が無かったのもあります。

そんな中つい先日、父と会話をする事がありましたので紹介したいと思います。

まず、パチンカス養分である私の父の自己紹介を。

遺伝子とは恐ろしいもので、父は私と同じく…いや逆です。私は父と同じく、神レベルのパチンカス養分。そして借金まみれでした。

年齢はもう70歳手前です。

私が目撃した、債務整理の通知書類的な物に書いてあった借金の総額は、800万円。

そんなクズな父の現在は、本当にパチンコを辞める事が出来ています。

先ほども言いましたが、父は私が高校生の頃、債務整理をしております。当時は子供たちの前で母とも大げんかになり、離婚の話もしていました。しかし今は仲良く老後を過ごしています。

父との思い出は、私が高校2年生の頃、当時流行っていたパチスロ大花火を打ちに行っていた友人に誘われて、とある駅前のパチンコ屋に行った時。

私は当時はパチスロに対して訳が分かっていなかったので、ほとんど自ら望んで打つ事はありませんでした。

友人を待っている間に、パチンコの海物語を打つくらいでした。

そして地元から少し離れた駅前のパチンコホールで、私が海の島を歩いていると、見た事のある後ろ姿、頭皮のてっぺんが若干薄い、オールバックのスーツ姿。

そう、私の父親がパチンコを打っているではありませんか。

パチンカスオヤジ

父は当時、中小企業のしがないサラリーマンでした。営業でした。休みは日曜くらいで、土曜日は仕事。その時は、土曜日の昼過ぎだったと思います。

当時、学校は土曜日は午前中まで授業がありましたね。昼に終わって、みんなでパチンコ屋に行きました。

つまり父親は勤務中に、パチンコをしていたのです。

私はその海物語の島で、「お父さん?!」と声を掛けました。

普通、高校生である私が怒られるはずです。「お前、こんなところで何やってるんだ!」と。

しかし返ってきた言葉は

「おお!○○!お母さんには絶対言うなよ?口止め料に5000円やるから。」

でした。

クズです。

私の父は、パチンカスの先輩だったのです。

私は5000円を受け入れ、それから父と仲良くなれたような気がします。

そして数年後、なんと800万円の借り入れ(借金)が発覚した…という経緯です。

家族は離婚問題になりましたが、結局離婚はせず、債務整理をして借金を返済していくことになったようです。母強しです。感謝しかありません。

と、もう数十年前の話です。

今は私の両親、無事に定年退職をし、現在は自営業で働きながら夫婦仲良くやっています。

そんな父と、法事などで久しぶりに飲む事があり、パチンコやギャンブルの話になりました。

私「親父、そういえばパチンコ本当に辞めれたよね。凄いと思うよ。てかなんでやめれたん?」

父「そうだな。本当に辞めれたよな…。分かったんだ、絶対に勝てないって。」

私「いや、長く時間かかったなw、借金までして、債務整理までして、やっと気が付いたんか?w」

父「一発台があった時代には勝てたさ。でも、勝てないデジタルの時代になってきて、熱くなったんだ。今まで勝っていた俺が、負けることが許せなかった。だから勝てるまでやった。気が付いたら夢中になっていて、それが依存症だったかもな。今思うと笑えるよ。」

私「そうかぁ。わかるよ。俺も辞めれてるのは、それが理由かもしれない。」

父「馬鹿かお前。パチンコなんて勝てるわけないんだから、いい加減辞めんか。」

私「もう今は全く行ってないって。そういえば親父、俺が高校生の頃、パチ屋で会ったよな。あの時、借金がめちゃくちゃあったんだろ?お互い様だろ?」

父「…そんな事もあったな。懐かしなぁ。ま、今辞めれているならいいさ。ギャンブルを辞めろとは言わない。とにかくパチンコとパチスロを辞めるんだ。」

二人「もうやらねーよ!がッはッは!」

これが、パチンカス親子の会話でした。

私の父親は、パチンカス養分生活を50年以上送り続けてきたんです。

まさに、パチンカス界のレジェンドです。

そんな父も、働き盛りの時に借金まみれになり、借金の取り立てに苦しみ、それでもどうにかバレずに仕事をし続けてきて、私たち子供を育ててきました。まあ育てたのは母親で、本人は何もしていませんが。

ちなみに、パチンカス養分借金まみれオヤジの末路は、債務整理でした。

弁護士さんに相談し、コツコツ返済し続けて10数年経ったようです。

今では完全にパチンコを辞める事が出来ていますが、未だに「いつまた衝動が襲ってくるかわからん…。」と言っています。それでも意地でもパチンコをしていない父親を見ると、すげぇな…と思います。

私は今、パチンコ・パチスロをやめて、およそ2週間です。

これからは、お金を大切に考えていきたいと思っています。

皆さんも、このパチンカスのオヤジの言葉でパチンコパチスロ依存症から抜け出しましょう!